お初の方も増えてきておりまして。
改めまして、ジローです。
一応初期からの部員ですが、6月記事を最後に幽霊化しておりました😨
皆様、よろしくお願いいたします🙇
さて今回は、自己紹介ということで、はてなスマホ写真部の話を少し。
では、どうぞ。
小学校の高学年だっただろうか。
「木を植えた男」という短い小説が教科書に載っていた。
この作品をざっくりというと、ある若者が不毛の地に旅をしていた時に出会った、とある老人が主人公となる話で、その老人は黙々と荒れた地にどんぐりを植えていく、というものだったと思う。
木は種をまけば、勝手に育つというものではない。手入れをして、欠かさず水をやり、自生できるまで相当期間がいる。実際、その小説の中でも一年かけて植えた苗が全滅する話もでていた。
種をまき続けるという行為も、森を再生すると言う強い信念がなければできることではない。その男は来る日も来る日も木を植えていた。戦争があろうとも、なかろうとも黙々と。
彼の進んできた木はやがて林になって、森になり、人が集まってきて村ができた。
そんなことを、彼は誇ることも、声に出すこともしない。
木は、種によっては人の寿命を越えて大きくなっていく。
樹齢千年を超すようなものが楠や杉などにはあり、日本ではしばしば神格化されている。
そんな木のもとに人は祠を建て、村ができて、町になっていく。
そして、木は幹を少しずつ大きくしながら、何代もの時間を越えていく。
ユゥヨ部長(id:byte0304)が立ち上げた、はてなスマホ写真部。
はじめは部と名乗るだけのひょろっとした苗木だった。
そこに、かかさず水をやり、まわりに少しずつ種をまいて木の種類が増えてきた。
増えてくるとちょっとした水場ができて、またさらに木の種類が増えていき、そこの中心に育った大きな木がある。
ただ、ネットの世界の時間軸は現実とは違う。
流行廃りの速度は目まぐるしく、たくさんのブロガーが生まれては消えていく。
でも、そんな世界だからこそ、noriko (id:non704)さんの言葉をお借りし、さらに合いの手を入れさせて貰えば
個と個か繋がって線になり、線が繋がって輪ができる。
そして、輪が円になって縁になる
育ってきたいくつかの木がならび、林になってそれらが盛衰の速いこの世界での森になっていく。1本の木を中心に輪になった縁をつないで。
追伸
え、自己紹介になってないって?
こういうのと、たまに短編小説も書いているのが筆書ということで。